Herbie Mann - Harlem Nocturne / Not Now Later On

ジャズにアフロ・キューバンやボサノバといったワールド・ミュージックや、ソウル・ミュージックなどを持ち込み、フュージョンの原型といえる前衛的なジャズ作品を多く残した事で知られるジャズ・フルート奏者／ハービー・マンが、1964年3月にATLANTICレーベルからリリースしたシングルです。

同年にATLANTICレーベルからリリースされたアルバム『ラテン・フィーヴァー』に収録された曲です。



アール・ヘーゲン作によるジャズの名作「ハーレム・ノクターン」のカバーで、ファーストレコーディングは1940年のレイ・ノーブル・オーケストラによるものです。



ラテンのチャ・チャ・チャのリズムでダンサブルに再編された、60's ラテン・ジャズ・インストゥルメンタル・パーティー・チューンです。曲はマイナー調で色っぽい雰囲気もあるので、R&Bポップコーン系がお好きな方にもおすすめです。

裏面はR&B・インストゥルメンタル・ナンバーです。

＜参加ミュージシャンと録音場所＋日時＞
Herbie Mann - Latin Fever   1964
Herbie Mann, alto flute; Baden Powell, guitar; Gabriel, bass; Juquinha, drums.
[Harlem Nocturne] [Not Now, Later On]
Ernie Royal, Clark Terry, trumpet, flugelhorn; Herbie Mann, flute; George Devens, vibes, percussion; Paul Griffin, piano, organ; Bill Suyker, guitar; Bobby Thomas, drums.
NYC, October 8, 1963

アーティスト【ハービー・マン】



ルーマニアとロシアの家系をもつユダヤ系ジャズ・フルート奏者。1930年ニューヨーク州ブルックリン生まれで、2003年に死去。本名 Herbert Jay Solomon 。アメリカを代表するジャズ・フルート奏者で、「ワールド・ミュージック」のパイオニアとしても知られる。1953年頃から活動をし、ジャズにアフロ・キューバンやボサノバといったワールド・ミュージックや、ソウル・ミュージックなどを持ち込み、フュージョンの原型といえる前衛的なジャズ作品を多く残した。リーダー作は1956年からあり、2000年代までコンスタントに録音を続けている。1962年の「Comin' Home Baby」が代表作品として知られている。